ビーンベアについて

確か'99年か'00年に最初買ったのはエディション２のPEGGY-Oだった。
大麻堂という怪しくて楽しいお店で発見。
サイケな柄、短い手足、バカっぽく開いたクチ。
とにかくアホっぽさというか、バカラしさに惚れた。
当時の彼女も一緒に同エディションのCRZY FINGERSを買った。
その後、彼女と別れ、ドクロクマも枕元を去った。

雑貨屋や服屋、古着屋で見かける度、バカっぽいのを選んで購入。
所持クマの中のみょうにカワイらしい柄のクマ二匹は貰い物。
所持クマが五匹を越えた辺りで、集めてみようという気持ちが強まる。
が、一気に集めることはなく、ただ出掛けた先で何匹か売ってたら、気に入ったのを買う。
と、いった感じで、二三ヶ月に一匹ペース。

'01年頃、仙台でT君と服屋・古着屋巡りしていて、エディション６のking beeを発見！！
インパクト有り。今までのエディションの中で最高にフザけていた。
アホらしさ◎。喜んでレジへ向かう俺を笑うT君。
「30近い男が、オマエ、それはやばいだろう」と。
・・・まあ、
「このクマどもの好さが解らないだなんて、ふっ（笑）」と
心の中で想ったり。

エディション４から、急に可愛くなくなる。
手が「パフ」と呼ばれる黒い手の平になり、目がタレメになり、
口の開きが狭まり、舌まで出ちゃって、更に手足が長くなるという最悪なモデルチェンジ。
この可愛げ減少したモデルはエディション６まで続く。
しかし、やっとこのモデルの可愛げの少なさにデザイナーが気付いたのか、
エディション７でタレ目だけが改善され、丸い目玉に戻る。
が、エディション３までの半球に近いプラスチック目玉ではなく、薄い円のプラスチックが目玉となる。
これだと目の輝きが違い、やはりクリっとした目の初期エディションが可愛い。
エディション９からは舌も廃止されるが、一番肝心な手足の長さは戻らず。
あの手短短足＋アホっぽく口全開が一番胸打たれたフォルムだったのに。
以来基本的な変更は最新エディション13でも行われていない。

エディション１には「エリ取れ」と「エリ取れない」クマがある。
「エリ」はクマの首に着いてるギザギザのフェルト。
エディション１の極初期生産分だけ、この「エリ」が取れる。
「エリ取れ」は値に２〜４倍のプレミア付いている。
残念な事に俺は持っていない。「エリ」にはあまりコダワリがない。
それより単純にアホかバカか、それがクマを選ぶ基本姿勢・規準だから。

CRZY FINGERSだけはずっと買わずにいた。
だって、思い出すじゃん。。いろいろ。
が、しかし、このところのスカル収集病の網にかかり、最近'04、10月になってゲット。
それで今、このドクロクマ見ても、もう、なんにも思い出さん。。
また一つ大人になったのサ。つーか、老けたよな俺。

ここ最近のエデイションでは、いろいろと被せ物で面白味を出している。
いや、まあ、それはそれで買ってしまうけれども、
やはりどうしても初期エディションのヌけ具合には適わない。
単色系の初期クマはホント単純で、それだけにマヌケの度合というか、
後付け・飾りの可愛さの後期クマとは基礎脱力が違うというか。

欲しいクマは今のところ五体。
リミテッド エディションの真っ黒クマ　BLACK PETER。('04/11月、新品で入手)
同じくlリミテッドの真っ白クマ　CASSY JONES。
またリミテッドの真っ黄色クマで、俺と誕生日一年違いの　WHARF RAT。('05/1月、中古で入手)
'04、12月に出るエディション13のWHARF CATとTIGERBILLY、どっちもバカ。

そんな「バカなところが好い」なんて言ってる俺は今32歳。多分相当なバカ。
と、落としてみる。

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