何故、自分がこんなにスカル、ドクロが好きなのか?  

まあ、もう時効みたいなもんだから書くけど、
幼稚園児だった頃、同じ組でカバンにガイコツのキーホルダーを付けてるヤツがいて、
やたらとそのガイコツを自慢していた。
当時、ガイコツの絵を描くのが好きだった俺は、その自慢がエラく気に入らず。
というか、そのガイコツ・キーホルダーが欲しくてたまらなかった。
それで、幼稚園児にして俺は、そいつのカバンからそのキーホルダーを盗んで、
自分のカバンのポケットにつっこんだ。
そうしたら、その宝物キーホルダーが無くなったことに気付いたそいつが、
みんなの持ち物検査みたいなことをし始めた。
俺はドキドキしながら、素知らぬツラでごまかした。
結局、盗んだことはバレずに、まんまとそのキーホルダーを持って帰った。

家に帰り「やったー」てな感じで喜んでいると、
父が「そのガイコツ、どうしたんだ?」と訊いてきた。
俺はすかさず「じいちゃんに買ってもらった」と嘘をついた。
父がじいちゃんに訊くと、じいちゃんは「んだっけか・・・うん、そうだったな」と。
その時、ほっとすると同時に、すごくじいちゃんに申し訳なく思った。
きっと何かを感じ取って、じいちゃんは口を合わせてくれたんだと今でも思っている。

じいちゃんはツルッぱげで、痩せていてガイコツみたいだった。
出かけて帰ってくるといつもお菓子を買ってきてくれた。
そんなじいちゃんが大好きだった。幼稚園を卒園する前に癌で死んじまったけど・・・。

・・・話が逸れまくっているが、とにかく、ガキの頃はガイコツが大好きだった。
それから成長〜歳をとってガイコツなんかには何の興味も無くなり。

とある日、ファションビルの中にある雑貨屋で携帯のストラップやキーホルダーを見ていると、
その中に俺が昔盗んだ、ガイコツ・キーホルダーと全く同じ物がぶら下がっていた。
今でも生産されている事実に驚き。

今現在、自分には指輪やCDなど大切な宝物がある。
幼心に、そんな宝物を盗まれたやつの気持ちが急に分かった気がして、心が痛んだ。

そのキーホルダーを戒めにするつもりで買った。
その画像から、ここにリンクしてある。

指輪やアクセサリーを集めてはいたけれど、スカル物には興味がなかった。
が、ふといつも行くアクセ屋で見かけたBURNING BLOODのスカルリング。
・・・これ、一点着けしたらカッコイイかもな・・・と。
それでそのBURNINGのスカル・タイプ7を買ったのがきっかけ。
そこからスカル好きが再発。収集癖にまで及び。

俺がガイコツ・キーホルダーを盗んだやつ、名前すらもう覚えてないけど、
そいつも今もガイコツ好きならいいのにな・・・とか、勝手に思ったりしつつ、
俺は今、こうしてスカル物を集めている。

しかしまあ、ガキの頃から盗みはするしウソはつくし・・・
それ以降の「悪」も数知れず。お陰でこんな不良中年になりました、ワタクシ。

と、落としてみる。


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